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「 宮平望のホームルーム 」

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「講義紹介」

<休講対策>
 台風などによる休講時には、休講時に行うはずだった内容を各自自習しておいてください。

<汀寮講話>
西南学院大学女子寮講話「邂逅 古典と先達と留学」
 2010年5月10日 月曜日 午後7時から半時間
「宮平望のホームルーム」を携帯かネットで検索っ! 5/24「深イイ話」
 1.HANABI(ミスチル)
 2.ヨハネによる福音書3章4節
「ニコデモは、彼に対して言う。「どのようにして、人は年老いていながら生まれることができますか。人は<もう一回>、自分の母の胎に入って生まれることはできないのではないですか。」(宮平望訳、宮平望著『ヨハネによる福音書 私訳と解説』p.72)
 3.講話題「邂逅 古典と先達と留学」
ハーバード大学歴史学教授 入江昭『歴史を学ぶということ』(講談社現代新書)
   一、当該言語に熟達した上での一次資料の活用、
   二、適切な指針を提示してくれる良き師との出会い、
   三、異なった視座を内面化する機会となる留学経験
 東京大学政治学教授 姜尚中『在日』(集英社文庫)、『姜尚中の政治学入門』(集英社新書)
   一、思想史に通暁した上での歴史的直観、
   二、停頓しがちな研究の突破口となる留学経験、
   三、時代を超えた知恵の鏤められた古典との対話
『姜尚中の青春読書ノート』[朝日新書])
『月刊基督者』(十年間刊行)
「朝まで生テレビ!」(1991年1月25日放映、その時の写真は姜尚中『在日』182頁)
川本隆史(当時は東北大学で現在は東京大学教授)
湊晶子(現在東京女子大学学長)
多井一雄(元武蔵工業大学倫理学教授)
榊原康夫(東京恩寵教会名誉牧師)
鈴木雅明(バッハコレギウム・ジャパンの音楽監督、チェンバロ・オルガン奏者、東京芸術大学教授、米国イェール大学教会音楽客員教授)
ハーバード大学の栄養学名誉教授、天文学教授、同大学チャプレン
小田実(作家 べ平連)
ゴルバチョフ(ソ連の大統領などを歴任)
アップダイク(ハーバード大学名誉文学博士)
アリスター・マクグラス(現在オックスフォード大学教授)
与謝野馨(元文部大臣)
ユルゲン・モルトマン(ドイツの著名な神学者)
ローマ教皇
エドワード・サイード(コロンビア大学教授など歴任)
アマルティア・セン(アジアで初のノーベル経済学賞受賞、現在はハーバード大学教授)
ロバート・パットナム(ハーバード大学政治学教授)

<講義紹介> 下記は一例であり、年によって取り扱う内容やテキストは異なります。正確には該当年度の講義要綱を参照してください。
 

大学 国際文化学部 国際文化学科

キリスト教学I
授業の到達目標及びテーマ
 聖書は、一冊の書物としてはどの書物よりも大きな影響を歴史的に、世界的に与えてきました。現在、日本において聖書は、二つの家庭に一冊の割合で所有されているほどです。
しかし、日本のクリスチャン人口は依然として一パーセント程度で、キリスト教は沈滞していると一般に言われています。聖書は、イエスが神の子、救い主であることを人々が信じるために書かれたのですが(ヨハネによる福音書二〇章三一節)、日本では作者の意図したとおりには読まれていないようです。そこでこの講義では、現代人にとっても、そして、日本人にとっても聖書のメッセージが依然として意義があることを、聖書に基づく教理から解説することを試みます。

 

授業の概要
 テキストに基づいて、聖書に基づく教理の概説を行います。多くの受講生にとって、聖書やキリスト教は馴染みのないものかもしれません。そこで、担当者が世界各地のキリスト教史跡を訪問して撮った写真をOHC(視聴覚教材)によって解説します。なお、マルコによる福音書を一通り読んでおくことをお勧めします。

 

事前・事後学習等についての具体的な指示
 毎回テキストの該当範囲を予習し、講義後にも該当箇所の復習をすることが望ましい。

授業計画(各回ごとの授業内容)
1 オリエンテーション、テキスト『神の和の神学へ向けて』前書
2 テキスト『神の和の神学へ向けて』序章
3 テキスト『神の和の神学へ向けて』前回までの復習や質問
4 テキスト『神の和の神学へ向けて』1章 テルトゥリアヌス
5 テキスト『神の和の神学へ向けて』2章 アウグスティヌス
6 テキスト『神の和の神学へ向けて』前回までの復習や質問
7 テキスト『神の和の神学へ向けて』3章 カール・バルト
8 テキスト『神の和の神学へ向けて』4章 神の和の神学の風土的基盤
9 テキスト『神の和の神学へ向けて』前回までの復習や質問
10 テキスト『神の和の神学へ向けて』5章 神の和の神学の神学的基盤
11 テキスト『神の和の神学へ向けて』6章 神の和の神学の聖書的基盤
12 テキスト『神の和の神学へ向けて』結章、後書
13 まとめ1と試験
14 まとめ2と解説
15 総合復習

教科書

 宮平望『神の和の神学へ向けて 三位一体から三間一和の神論へ』(新教出版社, 2017)[生協の教科書販売でお探しください]。なお、「すぐ書房」から出版されたものは使用しないので注意すること。

参考書

 テキストの文献表を参照

評価方法

 テキストの読み等に対する発表点(約3割)、試験(約7割、講義の途中で別に小試験を行う場合があります)等を総合的に考慮して、評価します。試験は一部応用問題を含むことや、小試験や短答式試験や論述式試験に合格基準点を設けることがあります。なお、「まとめ」への出席は単位取得のために必須です。講義内での試験の未受験はD判定になります。

諸注意

 講義で説明するSEQ(シークエンス)番号を控えておくこと。随時、教室の変更もありえます。出席は、講義への実質的な参加(読み等)に基づくので、欠席届や欠課届の提出は不要ですが、13回目の欠席届や欠課届のみ14回目に持参すること。

 

キリスト教学II
授業の到達目標及びテーマ
 この講義はキリスト教教理の入門です。
「キリスト教が他の宗教や哲学と本質的に異なる点を一つ挙げよ」と問われたら、私はためらうことなく三位一体論を挙げるでしょう。神は御父、御子、聖霊において三であり、神として一であると説くこの教理は、他の教理と性質が異なり、キリスト教の教理全体の要約であり、その思考枠組みを提示しています。
 この講義では、この思考枠組みに基づいて、キリスト教の種々の教理を現代社会にも納得の行くように解説することを試みます。その際、ジョン・マクマレーの研究に基づき、キリスト教と政治・社会・宗教の関係を考察し、キリスト教の伝統に沿った形でキリスト教教理を再構築します。

 

授業の概要
 テキストに基づいて、キリスト教教理の概説を行います。多くの受講生にとって、聖書やキリスト教は馴染みのないものかもしれません。そこで、担当者が世界各地のキリスト教史跡を訪問して撮った写真をOHC(視聴覚教材)によって解説します。なお、マルコによる福音書を一通り読んでおくことをお勧めします。

 

事前・事後学習等についての具体的な指示
 毎回テキストの該当範囲を予習し、講義後にも該当箇所の復習をすることが望ましい。

 

授業計画(各回ごとの授業内容)
1 オリエンテーション、テキストの前書、序章「研究の歴史と方法」
2 テキストの1章 「知的生活と科学」
3 テキストの前回までの復習や質問
4 テキストの1章 「宗教とキリスト教」
5 テキストの2章 「自由と現実」
6 テキストの前回までの復習や質問
7 テキストの2章 「自由と友情」
8 テキストの3章 「行為者と主体」
9 テキストの前回までの復習や質問
10 テキストの3章 「行為者と他者」
11 テキストの4章 「ヘブライ人の信仰共同体」
12 テキストの4章 「キリスト者の信仰共同体」
13 まとめ1と試験
14 まとめ2と解説
15 総合復習

 

教科書

 宮平望『ジョン・マクマレー研究 キリスト教と政治・社会・宗教』(新教出版社, 2017)[生協の教科書販売でお探しください]。

参考書

 テキストの文献表を参照

評価方法

 テキストの読み等に対する発表点(約3割)、試験(約7割、講義の途中で別に小試験を行う場合があります)等を総合的に考慮して、評価します。試験は一部応用問題を含むことや、小試験や短答式試験や論述式試験に合格基準点を設けることがあります。なお、「まとめ」への出席は単位取得のために必須です。講義内での試験の未受験はD判定になります。

 

諸注意

 講義で説明するSEQ(シークエンス)番号を控えておくこと。随時、教室の変更もありえます。出席は、講義への実質的な参加(読み等)に基づくので、欠席届や欠課届の提出は不要ですが、13回目の欠席届や欠課届のみ14回目に持参すること。

アメリカ思想文化論A
授業の到達目標及びテーマ
 アメリカ思想は、取り扱いにくいテーマである。現代のアメリカは、「戦争行為」が際立つようになり、一般的に「神学論争」は、現代のみならず、いつの時代においても無益な抽象議論として不評を買っている。こうした時代に、アメリカの「古き良き伝統」を持ち出すことは、それがどういう形態のものであれ、逆効果でしかないだろう。それは、時代錯誤的な自己矛盾の露呈でしかないからである。
 しかし、現代アメリカの神学思想は、言わば「新しき良き理念」をも提示しているように思える。講義では、現代アメリカの神学思想として、解放の神学、黒人神学、フェミニスト神学、エコロジー神学、プロセス神学、物語神学を取り上げる。どの神学思想も、これまでのアメリカの神学的伝統を克服する試みに取り組んでいる。それは、神、人間、共同体に関するアメリカの古き伝統的議論を、平和、人権、環境という新しき理念で刷新しようとする敢行である。
 授業では適宜、席替えをして即席のグループ分けをして、グループワークやグループ発表も行う。

 

授業の概要
 テキストに基づいて、アメリカ思想の根底にあるキリスト教神学思想について概説を行う。

事前・事後学習等についての具体的な指示
 毎回テキストの該当範囲を予習し、講義後にも該当箇所の復習をすることが望ましい。

授業計画(各回ごとの授業内容)
1 オリエンテーション、テキスト『現代アメリカ神学思想』前書

2 テキスト『現代アメリカ神学思想』1章 L.ボフ
3 テキスト『現代アメリカ神学思想』前回までの復習や質問
4 テキスト『現代アメリカ神学思想』2章 J.H.コーン
5 テキスト『現代アメリカ神学思想』3章 R.R.リューサー
6 テキスト『現代アメリカ神学思想』前回までの復習や質問
7 テキスト『現代アメリカ神学思想』4章 S.マクフェイグ
8 テキスト『現代アメリカ神学思想』5章 J.B.カブ Jr.
9 テキスト『現代アメリカ神学思想』前回までの復習や質問
10 テキスト『現代アメリカ神学思想』6章 S.ハワーワス
11 テキスト『現代アメリカ神学思想』結章、補章、書評
12 テキスト『現代アメリカ神学思想』前回までの復習や質問
13 まとめ1と試験
14 まとめ2と解説
15 総合復習

 

教科書
 宮平望『現代アメリカ神学思想 平和・人権・環境の理念 増補新版』(新教出版社, 2018)[生協の教科書販売でお探しください。なお初版ではなく、「増補新版」を使用するので注意すること]。受講生はテキストを事前に内容確認して入手の上、受講すること。

参考書
 テキストの文献表を参照

評価方法
 テキストの読みや発表等に対する発表点(約4割)、試験(約6割、講義の途中で別に小試験を行う場合があります)等を総合的に考慮して、評価する。試験は一部応用問題を含むことや、発表点や小試験や短答式試験や論述式試験に合格基準点を設けることがある。なお、「まとめ」への出席は単位取得のために必須である。講義内での試験の未受験はD判定になる。

諸注意
 講義で説明するSEQ(シークエンス)番号を控えておくこと。随時、教室の変更もありえる。出席は、講義への実質的な参加(読み等)に基づくので、欠席届や欠課届の提出は不要だが、13回目の欠席届や欠課届のみ14回目に持参すること。また授業では適宜、席替えをして即席のグループ分けをして、グループワークやグループ発表も行う。

アメリカ思想文化論B
授業の到達目標及びテーマ
 本講義は現代アメリカ大衆文化・思想を取り扱う。
ウォルト・ディズニーほどアメリカの大衆文化に、そして世界の娯楽文化に甚大な影響を与えた人物は他にいないだろう。アメリカのディズニー伝記作家ゲイブラーがその網羅的な著書『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』の前書き冒頭で記したことは、本書の前書きを飾る言葉としても適確である。「彼が逝った一九六六年だけでも、二億四〇〇〇万人がディズニーの映画を観賞し、一週間平均一億人がディズニーのテレビ番組に熱中し、八〇〇〇万人が彼の本を読み、五〇〇〇万人が彼のレコードを聴き、八〇〇〇万人がディズニーのグッズを購入し、一億五〇〇〇万人がディズニーの漫画に夢中になり、八〇〇〇万人が彼の教育映画を観て、また七〇〇万人がディズニーランドを訪ねた」(ゲイブラー,2006,p.ii)。半世紀以上も前のこの記録は、現在において減衰するどころか加速し続け、『ニューヨーク・タイムズ』の一九六六年十二月十六日一面の追悼記事で「ウォルト・ディズニーは……一匹のネズミの上に一つの帝国を創設した」と評されて以来、ディズニー関連商品や施設を管理する「ディズニー帝国」の版図拡大現象として解説され、さらに、このことはかつて十九世紀中葉にアメリカの西部開拓が神から与えられた「明白な天命(Manifest Destiny)」として正当化されたこととの関連で「明白なディズニー(Manifest Disney)」とも表現されている。こうした現象の学術的探究を試みる。
 授業では適宜、席替えをして即席のグループ分けをして、グループワークやグループ発表も行う。

 

授業の概要
 テキストに基づいて、アメリカ思想を現代の大衆文化・思想との関連において概説する。

 

事前・事後学習等についての具体的な指示
 毎回テキストの該当範囲を予習し、講義後にも該当箇所の復習をすることが望ましい。

 

授業計画(各回ごとの授業内容)
1 オリエンテーション、テキスト『ディズニーランド研究』序章 ディズニーランド研究入門
2 テキスト『ディズニーランド研究』第一章 ディズニーの生涯1
3 テキスト『ディズニーランド研究』前回までの復習や質問
4 テキスト『ディズニーランド研究』第一章 ディズニーの生涯2
5 テキスト『ディズニーランド研究』第二章 ディズニーの世界1
6 テキスト『ディズニーランド研究』前回までの復習や質問
7 テキスト『ディズニーランド研究』第二章 ディズニーの世界2
8 テキスト『ディズニーランド研究』第三章 ディズニーの知恵1
9 テキスト『ディズニーランド研究』前回までの復習や質問
10 テキスト『ディズニーランド研究』第三章 ディズニーの知恵2
11 テキスト『ディズニーランド研究』結章「影の宗教」としてのディズニーランド1
12 テキスト『ディズニーランド研究』結章「影の宗教」としてのディズニーランド2
13 まとめ1と試験
14 まとめ2と解説
15 総合復習

 

教科書
 宮平望『ディズニーランド研究 世俗化された天国への巡礼』(新教出版社, 2019)[生協の教科書販売でお探しください]。受講生はテキストを事前に内容確認して入手の上、受講すること。

 

参考書
 テキストの文献表を参照

 

評価方法
 テキストの読みや発表等に対する発表点(約4割)、試験(約6割、講義の途中で別に小試験を行う場合があります)等を総合的に考慮して、評価する。試験は一部応用問題を含むことや、発表点や小試験や短答式試験や論述式試験に合格基準点を設けることがある。なお、「まとめ」への出席は単位取得のために必須である。講義内での試験の未受験はD判定になる。

 

諸注意
 講義で説明するSEQ(シークエンス)番号を控えておくこと。随時、教室の変更もありえる。出席は、講義への実質的な参加(読み等)に基づくので、欠席届や欠課届の提出は不要だが、13回目の欠席届や欠課届のみ14回目に持参すること。また授業では適宜、席替えをして即席のグループ分けをして、グループワークやグループ発表も行う。

基礎演習A+B(5)
授業の到達目標及びテーマ
 この演習はアメリカ研究入門です。大学では、与えられた課題の受容と評価というこれまでの勉強方法とは違い、自分で課題を発見、設定し、それを批判的かつ創造的に構築していく作業が大きな割合を占めて行きます。この演習は、このような大学における研究の方法論入門です。アメリカ研究を手がかりに、図書館やインターネットの利用方法、課題の設定方法、論文の作成方法、発表の準備方法等、基本的な研究方法を学びます。
 アメリカは歴史的に、世界中から多様な人々を受け入れてきた結果、多元的な文化、思想を豊かに内包しています。その意味で、アメリカは世界をのぞく窓とも言えるでしょう。アメリカ研究を通して、広く多様な価値観を受講生が身に付けることを期待しています。
 このゼミは将来、安全を確認した上での英語圏への留学、ホームステイ、旅行等を考えている方々や、将来エアライン関係や英語を使った職業に就くことを考えている方々にも勧めます。ゼミでは先輩ゼミ生との交流を大切にし、先輩たちの「先輩登場」が度々あります。こうした機会はゼミ生の将来の職業計画や進路にも役立つと思います。
 各自の関心に応じて推薦したい書物は異なりますので、まずは、下記の各々のアメリカ研究入門書の中から興味のある分野(章)を見て、そこに掲載されている文献を更に調べることをお勧めします。

 

授業の概要
 受講生の発表に基づいて、アメリカ研究をする際の基本的な方法論を学びます。最初の数回は論文の作成方法等についてオリエンテーションを行い、その後、各自の発表に基づいて討議します。発表は、各学期にそれぞれ一回ずつです。

 

事前・事後学習等についての具体的な指示
 発表者は、自分の発表日に発表用の完成原稿A4(横書きで40字X36行、文字だけで最低4ページ、両面印刷も可、脚注も下に入れ、5-6ページ目に図表、写真、表、文献表[必須]等を入れる)を人数分作成し、一部は宮平望に提出してください(自分の予備を保管しておくこと)。また、発表当日は参照した文献やコピー、資料等を持参してください。演習の討論に基づいて、翌週には修正箇所を短く報告し、その修正ペーパーを一部、宮平望に提出します。

 

各回ごとの授業内容
1 オリエンテーション1
2 オリエンテーション2
3 オリエンテーション3
4 abの発表
5 cdの発表
6 efの発表
7 ghの発表
8 ijの発表
9 klの発表
10 mnの発表
11 opの発表
12 qrの発表
13 stの発表
14 まとめ1
15 まとめ2

 

教科書
・受講生の発表原稿に基づきます。

 

参考書
・陣崎克博『アメリカ研究序説』(英潮社,1967)

・デイヴィッド・W・ノーブル編『アメリカ研究の方法』(山口書店,1992)
・阿部斉/五十嵐武士編『アメリカ研究案内』(東京大学出版会,1998)
・川上忠雄編『アメリカ文化を学ぶ人のために』(世界思想社,1999)
・日本アメリカ文学・文化研究所編『アメリカ文化ガイド』(荒地出版社,2000)
・矢野重喜編『新・アメリカ研究入門 増補改訂版』(成美堂,2001)
・本間長世/有賀貞編『アメリカ研究入門 第3版』(東京大学出版会,2003)
・古矢旬/遠藤泰生編『新版 アメリカ学入門』(南雲堂,2004)
・笹田直人/野田研一/山里勝己編『アメリカ文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房,2013)
アメリカ研究家として知られている有賀貞、亀井俊介、斎藤眞、猿谷要、鶴見俊輔、本間長世らによる著作も参考になるでしょう。

 

評価方法
 割り当てられた発表(約7割)と他者の発表に対するコメント(約3割)を重視して、総合的に考慮し、評価します。

 

諸注意
 発表の仕方については、授業で詳しく説明します。「演習」は在外研究、国内研究等で他の担当者になる場合もあります。2019年度のみ宮平望担当「基礎演習A」は担当者の都合で後期に実施するのでご注意ください。宮平望担当「基礎演習A」と宮平望担当「基礎演習B」の両方を履修することはできません。履修できるのはどちらか一つのみです。


専門演習IA+B(5)/専門演習IIA+B(5)/卒論演習A+B(5)
授業の到達目標及びテーマ
 この演習はアメリカの文化や思想研究です。
 アメリカはビッグなだけで、歴史が浅く、犯罪が多い、といった印象を持っている人がいるかもしれません。アメリカと聞けば、ハリウッド映画やディズニーランドをまず思い起こす人もいるでしょう。しかし、アメリカは実は、世界で最も優れた研究所や大学、充実した図書館や美術館、博物館を持ち、最多のノーベル賞受賞者を輩出している国です。
 豊かで、幅広い思想と文化を持つアメリカから、私たちは多くのことを学ぶことができるでしょう。 ゼミでは、アメリカの文化や思想に関するものを取り扱っています。各自の関心に応じて、アメリカに何らかの点で関係のあるテーマであれば、それで結構です。
 アメリカは、言わば、すべての事柄が学問となりうる国です。一見、学問と関係ないように見えるものも、個人的な趣味も、研究テーマとして追究していくことができます。
 参考までに、最近の卒論テーマには、ディズニーの世界、アメリカのコーヒー文化、アメリカの映画文化、アメリカのミュージカル、同性愛問題、アメリカのスポーツ文化、アフロアメリカン差別問題、フェミニズム運動、マクドナルド化する社会、日米アニメ比較などがあります。ゼミでは、こうしたテーマをアメリカの文化的・思想的背景に照らして論文を書き上げていきます。テーマ選択にあたっては、私がテーマを学生にプロアクティブ(proactive)に提示するよりも、むしろ、ゼミ生の自発的なテーマ選択に基づいてリアクティブ(reactive)にサポートしていく予定です。

 

授業の概要
 受講生の発表に基づいて、文化・思想の研究をする際の応用的な方法論を学びます。初回は論文の作成方法等についてオリエンテーションを行い、その後、各自の発表に基づいて討議します。発表は、各学期にそれぞれ一回ずつです。

 

事前・事後学習等についての具体的な指示
 発表者は、自分の発表日に発表用の完成原稿A4(横書きで40字X36行、文字だけで最低4ページ、両面印刷も可、脚注も下に入れ、5-6ページ目に文献表(必須)、図表、写真等を入れる)を人数分作成し、一部は宮平望に提出してください(自分の予備を保管しておくこと)。また、発表当日は参照した文献やコピー、資料等を持参してください。演習の討論に基づいて、翌週には修正箇所を短く報告し、その修正ペーパーを一部、宮平望に提出します。

 

授業計画(各回ごとの授業内容)
1 オリエンテーション
2 SQシークエンス番号1と2の発表
3 SQシークエンス番号3と4の発表
4 SQシークエンス番号5と6の発表
5 SQシークエンス番号7と8の発表
6 SQシークエンス番号9と10の発表
7 SQシークエンス番号11と12の発表
8 SQシークエンス番号13と14の発表
9 SQシークエンス番号15と16の発表
10 SQシークエンス番号17と18の発表
11 SQシークエンス番号19と20の発表
12 SQシークエンス番号21と22の発表
13 SQシークエンス番号23と24の発表
14 SQシークエンス番号25と26の発表
15 まとめ

 

教科書
・受講生の発表原稿に基づきます。

 

参考書
・陣崎克博『アメリカ研究序説』(英潮社,1967)
・デイヴィッド・W・ノーブル編『アメリカ研究の方法』(山口書店,1992)
・阿部斉/五十嵐武士編『アメリカ研究案内』(東京大学出版会,1998)
・川上忠雄編『アメリカ文化を学ぶ人のために』(世界思想社,1999)
・日本アメリカ文学・文化研究所編『アメリカ文化ガイド』(荒地出版社,2000)
・矢野重喜編『新・アメリカ研究入門 増補改訂版』(成美堂,2001)
・本間長世/有賀貞編『アメリカ研究入門 第3版』(東京大学出版会,2003)
・古矢旬/遠藤泰生編『新版 アメリカ学入門』(南雲堂,2004)
・笹田直人/野田研一/山里勝己編『アメリカ文化55のキーワード』(ミネルヴァ書房,2013)
アメリカ研究家として知られている有賀貞、亀井俊介、斎藤眞、猿谷要、鶴見俊輔、本間長世らによる著作も参考になるでしょう。

 

評価方法
 割り当てられた発表(約7割)と他者の発表に対するコメント(約3割)を重視して、総合的に考慮し、評価します。

諸注意
 発表の仕方については、授業で詳しく説明します。「演習」は在外研究、国内研究、カリキュラムの変更等で他の担当者になる場合もあります。なお、留学終了後等で他のゼミからこのゼミに入ることを希望する者は、一か月前までに宮平望に相談すること。

大学院 国際文化研究科

キリスト教思想論特殊講義
講義の到達目標及びテーマ
 主として古代のギリシャ・ローマ文化とその派生文化である欧米文化の影響下に形成されたアメリカのキリスト教神学思想をその同時代の一般思想との関連で再考察することを目的とします。

 

講義概要
  テキストに基づいて、ディズニーの人物思想、ディズニーの世界観、ディズニーの知恵論について、世俗化、天国、巡礼という主題に基づいて分析します。

授業計画内容
第一回=オリエンテーション
第二回=序章 ディズニーランド研究の歴史
第三回=序章 ディズニーランド研究の方法
第四回=第一章 ディズニーの生涯1 少年期 青年期 機才期
第五回=第一章 ディズニーの生涯2 天才期 大君期
第六回=第二章 ディズニーの世界1 魅力と構造
第七回=第二章 ディズニーの世界2 影響
第八回=第三章 ディズニーの知恵1 安全と礼儀
第九回=第三章 ディズニーの知恵2 演出と効率
第十回=結章 「影の宗教」としてのディズニーランド:世俗化論
第十一回=結章 「影の宗教」としてのディズニーランド:天国論
第十二回=結章 「影の宗教」としてのディズニーランド:巡礼論
第十三回=まとめ1(レポート発表など)
第十四回=まとめ2(レポート発表など)
第十五回=まとめ3(レポート発表など)

テキスト
 宮平望著『ディズニーランド研究 世俗化された天国への巡礼』(新教出版社, 2019)を使用しますので、入手しておいてください。

参考書・参考資料等
 
テキスト内の文献表から、授業中適宜指示します。

事前・事後学習、時間等
 テキストに基づいて毎回予習・復習をしておいてください。テキストやその文献などを手がかりに興味のある事柄を各自で調べ、最後にレポートを一回(字数は自由)提出します。

課題の種類・内容
 教科書・参考書・レポートの該当箇所の用語の読み方や意義を調べておくこと。

課題に対するフィードバックの方法
 授業中に該当箇所の解説を適宜行う。

成績評価方法・基準
 講義に対する取り組み(講義への討論参加を約4割、最後のレポートを約6割)を総合的に判断して評価します。

履修上の注意
 テーマパークに対する自分なりの見解を明確にしておく必要があります。


キリスト教思想論研究指導
 講義の到達目標及びテーマ
 主として古代のギリシャ・ローマ文化とその派生文化である欧米文化の影響下に形成されたキリスト教神学思想を多角的に考察します。

講義概要
 21世紀の日本という文脈におけるキリスト教思想の可能性について研究します。

授業計画内容
第一回=オリエンテーション、『責任を取り、意味を与える神』一章「人間らしさ」
第二回=受講生の発表
第三回=『責任を取り、意味を与える神』二章「神と人間」
第四回=受講生の発表
第五回=『責任を取り、意味を与える神』三章「普遍的思想」
第六回=受講生の発表
第七回=『責任を取り、意味を与える神』四章「回心」
第八回=受講生の発表
第九回=『責任を取り、意味を与える神』五章「救済」
第十回=受講生の発表
第十一回=『苦難を担い、救いへ導く神』一章「『する』と『なる』」
第十二回=受講生の発表
第十三回=『苦難を担い、救いへ導く神』二章「教育」
第十四回=受講生の発表、
第十五回=『苦難を担い、救いへ導く神』三章「三間一和論」
第十六回=受講生の発表、
第十七回=『苦難を担い、救いへ導く神』四章「苦難」
第十八回=受講生の発表、
第十九回=『苦難を担い、救いへ導く神』五章「666」
第二十回=受講生の発表、
第二十一回=『戦争を鎮め、平和を築く神』一章「状況倫理」
第二十二回=受講生の発表、
第二十三回=『戦争を鎮め、平和を築く神』二章「共同体思想」
第二十四回=受講生の発表、
第二十五回=『戦争を鎮め、平和を築く神』三章「大和と平和」
第二十六回=受講生の発表
第二十七回=『戦争を鎮め、平和を築く神』四章「基礎共同体」
第二十八回=受講生の発表
第二十九回=『戦争を鎮め、平和を築く神』五章「キリシタン思想」
第三十回=受講生の発表

テキスト
 宮平望『責任を取り、意味を与える神 21世紀日本のキリスト教1』(一麦出版社, 2000)、宮平望『苦難を担い、救いへ導く神 21世紀日本のキリスト教2』(一麦出版社, 2003)、宮平望『戦争を鎮め、平和を築く神 21世紀日本のキリスト教3』(一麦出版社, 2005)を使用しますので入手しておいてください。

参考書・参考資料等
 テキスト内の文献表から、授業中適宜指示します。

事前・事後学習、時間等
 テキストに基づいて毎回予習・復習をしておいてください。テキストやその文献などを手がかりに興味のある事柄を各自で調べ、偶数回に毎回小レポートを提出・発表します。

課題の種類・内容
 教科書・参考書・レポートの該当箇所の用語の読み方や意義を調べておくこと。

課題に対するフィードバックの方法
 授業中に該当箇所の解説を適宜行う。

成績評価方法・基準
 授業に対する取り組み(討論参加を約5割、発表を約5割)を総合的に判断して評価します。

履修上の注意
 キリスト教の思想的意義に対する自分なりの見解を明確にしておく必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欧米社会文化論研究実習

講義の到達目標及びテーマ
 実習は、主として古代のギリシャ・ローマ文化とその派生文化である欧米文化の影響下に形成されたキリスト教思想の実践を、日本の文化というコンテキストの中で実際に調査、確認し、その意義を考察することを目的とします。

各期間の授業内容 テキスト・参考文献等
 受講生は自分のテーマと何らかの関連事項を探し出し、次のうちから実行可能な実習形態を選択します。また、以下のものの組み合わせでもかまいません。
  1.日本にあるキリスト教関連史跡を探訪し、さらに現地の博物館や図書館などで文献を収集し、その歴史的意義を考察します。
  2.日本の現存のキリスト教教会、学校、病院、施設などを訪問し、キリスト教の理念が具体的にどのような形で実践されているかを調査します。
  3.自分の研究テーマに関する資料が豊富な大学や研究所などの図書館に行き、資料収集をしたり、研究者との面談を通して研究上の助言をもらいます。
  いずれの場合も文献研究と実地研究に基づいてレポートを作成し、演習などの場で研究発表します。

事前・事後学習、時間等
 訪問先には余裕を持ってアポイントメントを取り、本学において事前に調べられることは可能な限り調べておいてください。新たに発見した資料や文献に基づいて、本学においてさらに研究を継続してください。

課題の種類・内容
 実習に関する教科書・参考書・レポートの該当箇所の予習をしておくこと。

課題に対するフィードバックの方法
 適宜該当箇所の解説を適宜行う。

成績評価方法・基準
 実習に対する取り組み(発表を約5割、レポートを約5割)を総合的に判断して評価します。

履修上の注意
 欧米社会文化の思想的意義に対する自分なりの見解を明確にしておく必要があります。

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